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脆弱性とは?定義から対策まで基本的な内容を解説します!

こんにちは、クレスコ・デジタルテクノロジーズのWeDです。
今回は、脆弱性とは何か?そして脆弱性を放置しておく危険性とその対策について解説します。
本記事を通じて脆弱性についての基本的な理解を深め、近年ますます増加・巧妙化傾向にあるサイバー犯罪に立ち向かっていくための一助となれば幸いです。
 
また、併せて弊社の脆弱性情報に関するサービスについてもご紹介します。
こちらについてもご覧いただけますと幸いです。


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目次[非表示]

  1. 1.脆弱性とは
  2. 2.脆弱性における問題や事例
  3. 3.脆弱性対策の重要性と対策方法について
  4. 4.弊社提供のサービス
  5. 5.まとめ
  6. 6.引用元


脆弱性とは

脆弱性とは、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、管理運用方法に存在するセキュリティ上の欠陥や弱点を指す言葉であり、JIS27000:2014では「一つ以上の脅威(3.74)によって付け込まれる可能性のある、資産又は管理策(3.14)の弱点。」と定義されています。
 
脆弱性の原因は、ソフトウェアのバグやエラー、システム設計の不備や人的ミスなど多岐にわたります。脆弱性がサイバー犯罪者に悪用されると、不正アクセスや情報漏洩、システムダウンなどの被害を引き起こす可能性があります。
 
※セキュリティインシデントを防止するためには、新たな脆弱性が発生した際にその危険度を正確に把握・解析する必要があります。脆弱性の深刻度を評価するための標準的なフレームワークとしては、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)によって管理されている、CVSS(Common Vulnerability Scoring System)があります。


脆弱性における問題や事例

サイバー犯罪者は常に脆弱性を抱える個人や組織を標的としており、脆弱性の放置は深刻な被害を招くリスクがあります。
総務省が公開している「令和6年版情報通信白書」によると、サイバー攻撃関連の通信数は依然として増加傾向にあり、特にIoT機器を狙った通信が多く観測されています。
(参考:総務省|令和6年版 情報通信白書|サイバーセキュリティ上の脅威の増大 
 
IoT機器とは、インターネットを介してデータの収集や送受信を行う物理デバイスです。
周囲の機器と連携することで、従来の機器では実現できなかった効率的な運用や遠隔操作、自動制御を実現します。
一方で、ハードウェアの制約上、高度なセキュリティ機能を持たせづらい問題や、
外見からはコンピュータであると意識しにくいことからユーザのセキュリティ意識が欠けやすいという問題があります。
 
情報処理推進機構(IPA)が発表している「情報セキュリティ10大脅威2024[組織]」では、「ランサムウェア攻撃」が1位に挙げられています。これはデータを人質に取り、身代金を要求する攻撃手法です。
また、2018年頃から特定の企業を狙った標的型攻撃が急増し、現在もその傾向が続いています。
(参考:情報セキュリティ10大脅威 2024 | 情報セキュリティ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
 
最近の被害例としては某有名企業が2024年10月にランサムウェア攻撃の被害に遭い、売上高で約130億円、営業利益で約40億円の被害調査対応による販売機会損失を発表しています。 
 
コンピュータウィルス等に感染される経路は

  • VPN機器やリモートデスクトップなどのネットワーク
  • 不正メールの添付ファイル、リンク
  • webサイト
  • 不正なファイル、ソフトウェア
  • 感染したドライブ、USB

など多岐にわたり、そのすべてをコンピュータのセキュリティ機能で防ぐことは難しいのが現状です。
 
また、たとえサイバー攻撃を受けていなくても、脆弱性を放置していると、通常の運用フロー上にも情報漏洩のリスクが生じてしまいます。


脆弱性対策の重要性と対策方法について

脆弱性対策を怠ってしまうと、以上のような甚大な被害を受けてしまうリスクが高まります。では、どのようにして大切な情報資産を守るべきでしょうか。
一般的に、発見された脆弱性には、メーカーから提供されるパッチの適用やバージョンアップによって対策します。


手順を簡単にまとめると、以下のようになります。
 
①セキュリティや脆弱性に関する情報収集や脆弱性診断を行う
メーカーサイトや脆弱性データベースに公開されている、導入している製品に関する最新のレポートを、機器ごと、OSごと、使用しているバージョンごとに確認し、状況を把握します。

②脆弱性の深刻度を評価する
メーカーサイトやCVSS等を参照し、公表された脆弱性が自システムに対して与える影響範囲や深刻度について分析・評価します。

③対策を実施する
パッチ適用、設定変更、アクセス制限の強化など脆弱性に対する具体的な対策を行います。
 
また、OS・ソフトウェアの定期的なアップデートや、セキュリティ対策機器の設置、サポートが終了した製品の使用を避けることも重要です。
 
脆弱性を完全に防ぐことは難しく、サイバー犯罪者との攻防は絶えず続いています。
そのため、脆弱性発見の有無にかかわらず、恒常的にセキュリティ対策を実施する必要があります。


弊社提供のサービス

最後に、弊社が提供している脆弱性情報提供サービスについて紹介します。
本サービスでは、お客様がお使いの各種製品について、メーカーサイトから脆弱性レポートを収集・リスト化し、お客様環境において影響が発生するかどうかの判定までを提供します。
 
脆弱性情報の収集・分析に要するリソースの削減と迅速な対応に貢献できるサービスですので、ぜひご検討ください。
 
■サービス資料はこちら
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まとめ

サイバー攻撃は日々進化しており、企業や個人にとってそのリスクは避けて通れません。脆弱性を完全に排除することは困難ですが、継続的な対策と監視体制の強化は被害を最小限に抑えるための最も効果的な方法です。
最新のセキュリティ技術と情報を活用し、迅速に対応できる体制を整えることが今後のサイバーセキュリティの鍵となるでしょう。


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引用元

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/html/nd21a210.html
https://www.ipa.go.jp/security/10threats/index.html

WeD
WeD
部署名:テクノロジーサービス2部

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