【比較】クラウドサービスAWSとOCIの違いとは?
こんにちは。テクノロジーサービス2部のM.Mです。
年々需要が拡大しているクラウドサービスについて理解することは、インフラエンジニアとして重要だと思います。
そこで今回はAWSとOCIの特徴について、両者を比較しながら学んだことを共有します。
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目次[非表示]
- 1.AWSとは?
- 2.OCIとは?
- 3.AWSとOCIの共通点について
- 4.AWSとOCIの相違点について
- 5.まとめ
AWSとは?
AWSとはAmazon Web Servicesの略称で、Amazon社が提供しているクラウドサービスです。
200種以上のサービスが提供されており、有名なサービスとしてはAmazon Elastic Compute Cloud(EC2)やAmazon Simple Storage Service(S3)があります。
2006年にサービス提供が開始され、現在世界シェアトップを誇っているクラウドサービスです。
OCIとは?
OCIとはOracle Cloud Infrastructureの略称で、Oracle社が提供するクラウドサービスです。
50種以上のサービスが提供されています。
日本では2014年からサービス提供が開始され、コストパフォーマンスの良さから広く導入されているクラウドサービスです。
AWSとOCIの共通点について
AWSとOCIの共通点としては以下が挙げられます。
・日本国内に2つのリージョンを持つ(2024年9月時点)
AWSもOCIも東京リージョンと大阪リージョンの2つのリージョンを持っています。
リージョンとリージョンの間は完全に分離されており、複数のリージョンを縦断してシステムを構築することで障害や災害発生時のリスク分散が可能です。
・ネットワーク系サービスの構成
AWSとOCIで名称は異なりますが、ネットワーク系サービスの構成は共通しています。
AWSではリージョン>VPC>AZ、OCIではリージョン>VCN>ADという構成で、ネットワーク系サービスが提供されています。
その他主な構成は、名称の違いはあれど両者ともほぼ同じで、ひとつずつ挙げていくとキリがないためここまでにします。
しかし両者は完全に同じというわけではなく、いくつか相違点があります。
相違点については次のブロックで紹介します。
AWSとOCIの相違点について
AWSとOCIの相違点としては以下が挙げられます。
・フォルト・ドメイン
OCIはAD内に3つのフォルト・ドメイン(以下FD)があります。
FDはサーバなどのハードウェア障害や、メンテナンスの際に影響を受けないというメリットがあります。AWSにはFDに該当するサービスはありません。
・サブネット設定
AWSではAZごとにサブネットを分ける必要があり、異なるAZで同一のサブネットを使用できません。OCIではリージョナルサブネットにてADをまたいで設定できます。
・サービス数
AWSでは200種以上、OCIでは50種以上のサービスが提供されています。
まとめ
AWSとOCIの共通点、相違点についていくつか紹介しましたが、今回お話ししたものはほんの一部です。
また、AWSとOCI以外にも様々なクラウドサービスがあります。
本記事がクラウドサービスに興味を持つきっかけになれば幸いです。
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